
こんにちは!
今回は、モンキーやカブなどの4miniカスタムで定番中の定番、「キタコ 軽量3ディスクドライブクラッチキット」を組んだ際に発生しがちな「謎の異音トラブル」とその解決策について解説します!
ボアアップに合わせて強化クラッチを組んだものの、エンジンをかけたら「ウィーン」「ヒューン」という異常な機械音が鳴り響いて絶望した……という方は、ぜひ参考にしてみてください。
強化クラッチを組んだら謎の異音が……!
エンジンのパワーアップに伴い、純正クラッチの滑りを防ぐために導入したキタコの3ディスク強化クラッチ。 クランクケースを開け、テンションを上げながら新しいクラッチアッセンブリーを組み込みました。
センターのロックナットをしっかり締め込み、ベアリングもバッチリ収まっています。 「これで完璧だ!」と意気揚々とエンジンを始動したのですが……
「ウィーン……ウィーーーーン!!」
まるでストレートカットギアを組んだレーシングカーのような、あるいはモーターのような異常な機械音がエンジン腰下から鳴り響きました。
明らかに正常なエンジン音ではありません。「組み間違えたか!?」と冷や汗をかきながら、もう一度クランクケースを開けて原因を探ることにしました。
原因究明!異音の正体は「ギアの大きさ」と「バックラッシュ」
もう一度ケースを開け、クラッチ周りを手で触って確認していたところ、ある違和感に気づきました。
手で手前の小さなギア(プライマリードライブギア)を動かすと、奥の大きなギア(プライマリドリブンギア)との間に、カチャカチャと大きな隙間(遊び)があるのが分かります。
実は、この「ギアの噛み合いの悪さ(過度なバックラッシュ)」こそがウィーン音の正体だったのです! キタコのキットに付属してきたギアと純正のギアを外して比較してみました。

パッと見は同じように見えますが、ほんの僅かにギアの大きさや歯の形状が純正と異なっており、それが原因でギア同士が綺麗に噛み合わず、回転時に激しいノイズを発生させていたようです。
解決策:クラッチはキタコ、ギアは「純正」のハイブリッド仕様!
原因が分かれば対策はシンプルです。
「ギアだけを純正のセットに戻す」という裏技(ハイブリッド仕様)で解決します!
もちろん、滑り対策の要であるクラッチディスク本体やフリクションプレート群は、キタコの3ディスク強化品をそのまま使用します。 滑りを抑える強力な摩擦力はキタコの恩恵を受けつつ、クランクシャフトとクラッチを繋ぐギアの噛み合いだけは、精度抜群のホンダ純正部品を流用するわけです。
キタコのクラッチアウターからキット付属の大きなギアを外し、純正の大きなギアに付け替えます。そして、クランクシャフト側(手前)の小さなギアも純正を使用します。
これで再度組み上げてエンジンを始動してみると……
見事に「ウィーン」という機械音が消え、静かなアイドリングに戻りました!!
もちろん、試走してみてもクラッチの滑りは全くなく、3ディスク特有のカッチリとした繋がりを体感できました。
まとめ
キタコの強化クラッチキットを組んで「ウィーン」という異音に悩まされている方は、以下の対策を試してみてください。
- 原因: キット付属のギアとエンジンの個体差による噛み合い不良(バックラッシュ過多)
- 対策: ドライブギア・ドリブンギアの両方を「ホンダ純正品」に付け替えて組む
4miniの社外パーツは、エンジンの年式や個体差によってポン付けですんなりいかないことも多いですが、こうやって原因を探り当てて解決策を編み出すのもDIYの醍醐味ですね!
クラッチ交換で絶望している方の参考になれば嬉しいです!


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